marinライフ

日々のてんてこまいを赤裸々に

対極幸福論

自分にないものを持っている人は
好奇心を掻き立てられ、興味を持ってしまったら最後
気づいた時には憧れているものなんだと実感した。


私は基本的に物で溢れていることが好きではない。
例外を除いて、必要な物だけで暮らすのが性に合っていると思う。


毎日使う化粧品は各アイテム1つずつ
靴下やインナー、下着類は
形、色、サイズ全く同じものを5組ずつ

ジョブズには負けるが
なかなかいいとこまでいってる
いつも似たような洋服たち


物欲は少なめ。
買い物は少しずつ。
衝動買いも滅多にない。

それでも1年に一度あれば多い方
これだ!これが欲しい!!!
という運命的な出会いを求めて生きている。

私の部隊は間違いなく少数精鋭だ。




そんな私とはまるで正反対の友人がいる。

彼女の基本姿勢、通常の買い物が
もはや爆買いなのである。

昨今、爆買いや買い占めと聞くと
どうしてもマイナスな言葉に聞こえてしまうが


私が彼女の買い物傾向に対して思うのは
勿論、マイナスなイメージではない。

もう見ていて気持ちがいい!

触り心地が良いからと言って
試着すらしていないワンピースを
迷わず2着買う彼女だ。

もっと言えば
件のワンピースに関しては
やんわり旦那さんに止められているのに。

にも関わらず!

触り心地が良いから
もう一着買う!とレジへ直行。
そしてレジには
いつのまにかキープしていた
違うワンピースが山を成していた。

また別の日、同じお店で
彼女と、彼女の旦那さん、私で買い物をしていると
満場一致で彼女に似合うワンピースがあった。

彼女はもちろん、そのワンピースを買った。
例に漏れず、同じものを2着。
案の定、ノー試着!
そしてレジにはキープの山。


食料品に関してはさらに本領を発揮する。


ある日、彼女の家に遊びに行くと
彼女の旦那さんがピザを作ってくれるという。

生地はもうできているものを買ってきて
それに自分たちの好きなものをトッピングして食べるのが
最近のブームらしい。


ちょうどお腹も空いていたので
遠慮なくご馳走になった。

すると、次は何のトッピングにする?
と早くも2枚目を焼く準備に入る彼女の旦那さん。


そんなに食べちゃって大丈夫??
生地なくならない?

と問いかけるも



まだ冷蔵庫に2枚セットが4つあるから大丈夫だと。



一体何枚買ったんや........


そしてまた別の日。
彼女がたまたま食べたスナック菓子が
とても美味しかったらしい。
そこで、彼女はそのスナック菓子を再度スーパーに買いに行った

するとそこで見知らぬ人に
トイレットペーパーの次はスナック菓子が品薄になるの?
と聞かれたらしい。


(ちょうどその時
世界中でコロナが流行り
トイレットペーパーをはじめとする日用品や
インスタントなどの食料品を買い占める現象が起き
一時的に欠品品薄が始まった時だった)


彼女はもちろん、買い占めようとしたわけではない。
ただ、ナチュラルに
自分が食べたい量を買っただけなのだ。
あくまで彼女のいつも通りの買い物なのだ。

買い占めと勘違いされるなんて
どんだけ買ったの、、、、?笑

(このエピソードを聞いた時にこのスナック菓子をもらったが、
たしかにおいしかった!)



私はもう、彼女に憧れている。
欲しい、必要
と思ったものに素直なところや

たくさんの"好き"に囲まれている姿が
とても幸せそうなのだ。


彼女に限らず
物をたくさん持っている人は
 

"選ぶしあわせ"を持っているのだと思う。

今日は何色のアイシャドウにしようか
今日はどのピアスにしようか



"選ばないしあわせ"を持つ私からすると
対極に位置する幸福論だが

今日もどこかで日本経済をぶん回しているであろう
彼女の事を思うと

私も大胆に買い物をしたくなる。

f:id:mariny5:20200713160100j:plain
本は例外で、たくさん買う。



最近買ったものといえば
溺愛する甥っ子へのプレゼントかな